スプレッドとスリッページのバランス

スプレッドについては、スリッページに大きく影響されます。スリッページとは、成りゆき注文をだした時に直に約定せず、意図しない金額で約定してしまうことを指します。結局いくらスプレッドが狭くてもスリッページにより売買金額がずれてしまうと、狙った利益が得られないことになります。

FXは発注しただけでは、利益は生まれません。利益確定のために決済が必要です。この決済時にもスリッページは発生しますので、1取り引で2回のスリッページが発生することになりこれを何度も繰り返していくと、スキャルピングでは、いくらやってもスリッページが原因で利益がでないということになりかねません。ですからスキャルピングやデイトレードといった短期売買のトレードでは、「スプレッド」と「スリッページなし」はセットで考える必要があります。

最近、FX業者のスプレッド表示に「固定」の文字が付くことが多くなりましたが、これはスリッページがないという意味です。本当かどうかは取り引してみないとわかりませんが、狭いスプレッドにこの文字があれば試してみる価値はあるということです。一方、狭いスプレッドで固定であっても、約定しなくては意味がないです。スリッページはコストアップ要因ですが、約定しなければFX自体が始まらないので、それ以前の問題です。

約定率の重要度

その確認は、約定率表示でできます。約定率100%に近いFX業者は、自信があるので、約定率を表示しています。例えば、スプレッド0.9銭で約定率は脅威の99%のIGマーケッツ証券、99%滑らないストリーミング注文のマネックスFX、スリッページが100%発生しないというひまわり証券等があります。これらは第三者機関の評価ではありますが、実際にやってみないと検証はできません。

長期トレードとスワップポイント

スプレッドは、取り引回数が多い時にはコストアップの大きな要因となりますが、比較的長期間ポジションを持ち続けるスイングトレードや、スワップポイントを狙った長期トレードにとっては、それほどコストに影響しないことは容易にわかります。

長期トレードの場合は、スワップポイントの大きさとロールオーバーの頻度が大きく影響するため、その点でFX業者を選ぶことになります。スワップポイントで気を付けなければならないことは、必ずスワップポイントを得られるわけではない点です。売買のポジションによっては、スワップポイントを支払わなければならないこともあるので、注意が必要です。

スワップポイントは二国間の金利差で決まりますので、ドル/円の場合、ほとんどスワップポイントは発生しません。自国通貨の価値を保持するためか、景気が良くてその過熱を抑えるために金利を高めに設定している通貨との組み合わせでトレードする方が有利です。しかし為替変動リスクが大きいので、その点も注意が必要です。スワップポイントは各FX業者で開示されており、より有利なスワップポイントを提供しているFX業者を選ぶことになります。