システム業者が立ち上げたFX業者

外為オンラインは現在国内最大級のFX取扱量を誇るFX業者です。その設立は2003年に4月で、FXに本格的に参入したのは後発と言えます。

外為オンラインは、IT企業「アイアンドエーエス」のFX業者へのシステム提供部門が立ち上げたFX事業会社です。立ち上げの理由は、FX業者への自社システムの販売を促進させるための手段でした。それまでのFX業者は、顧客取引形態が、対面販売(高い手数料をとっての電話注文)が主力で、その注文をインターネットで受けられるシステムを開発し売り込みを図るものの理解が得られず、なかなか売り上げに結びつかない中、それならば、ネット販売FXの先例を自ら作るという目的で設立されたのが外為オンラインです。

変動スプレッドで年間取引高ナンバーワン

当初は、販売戦略もわからず、とにかくネットの中でのコーマーシャルに頼るしかない手探り状態でしたが、ネット自体の拡大に乗り徐々に顧客数が増加、低いコストと使いやすいシステムを武器に、急速に顧客数と口座数を増やし、実質的な規模を示す年間取引高もトップに躍り出ました。

その機を逃さず派手なテレビコマーシャルを打ち、知名度が大幅にアップ、さらに取引高の積み増しを狙いましたが、その後伸び悩み、現在年間取引高トップの座はDMMFXに譲りましたが、依然として取り引高でトップ争いをしています。

また当初の目的であるシステムの売り込みも平行して伸び、「アイアンドエーエス」のシステムはその後広くFX業者に採用されています。外為オンラインがここまで急成長した要因は、オンライン取引の先駆者利益はあるものの、低スプレッドの実現にあります。

それは、それまで高いスプレッドで固定が(ドル/円で3銭~5銭)が当たりまえだったのを、変動で低いスプレッドにしたことです。変動とは、インターバンクとの取引に使用されているリアルな価格をそのままスプレッドに反映させ、より低いスプレッドで売買ができるようにしたことです。これにより顧客が集まるようになり、集まるようになって実際に取り引してみると意外に簡単で手間がかからないということで、新規顧客の増加、イコール取り引量の増加で、規模が大きくなっていったということです。

実はシステムの安定が最大の売り

急激な規模拡大にもかかわらず、もともとシステム会社のため、システム障害がおこることもなく、システムに支障をきたすことなくこれまできていることはさすがというしかありません。昨年外為ドットコムの業務停止命令のとばっちりで、その火消しに躍起にならざるをえなかったのは同情するしかありません。