インターネットで取引を行うという証券会社にとって、システムは会社の「顔」とも言うべき存在だといっていいと思います。なので、システムを安定して運用できない場合は、会社にとって大きな損益を出すだけではなく、顧客の信用を一気に失う結果になってしまうという事につながります。ただ、いくら堅牢なシステムを構築しても、それを設計するのも運用するのも人の手で行う以上、ミスはつきものなんです。稼働率100%のシステムというものは、この世の中にはありません。つまり、理論上は、障害は必ず発生するという事になります。

本来、システムに障害が発生した場合、それを速やかに開示することが、顧客に対する誠意であり、会社の姿勢である事は明白なんですが、昨今の原子力事故における東京電力の対応をみてもわかるように、会社の存続を危ぶむような障害が発生した場合、どうしても隠蔽してしまうわけです。それが、日本の企業の体質ともいえます。でも、外貨オンラインは、違います。これまでに発生したシステム障害を、HP上で全て公表しているんです。

こういってしまうと、外貨オンラインのシステムが、しょっちゅう障害に陥っているなんていう誤解を生むかもしれませんが、当然のように、外貨オンラインのシステムは、簡単に障害に陥ることはないと思います。正確にはわかりませんが、限りなく100%に近い稼働率を誇っていると思います。それでもあえて、障害情報を開示する。ここに、外貨オンラインの企業としての姿勢が、見えていると思います。その顧客思考は、全ての会社が見習うべき事だと思います。

実は、障害情報を開示するという事は、メリットばかりではないんです。自社のシステム構造をなんとなくのレベルではありまけども、公表するという事でもあります。そのため、サイバーテロの標的にもなりやすくなってしまいます。システムの脆弱性を見つけられるかもしれません。極端な話に聞こえるかもしれませんが、脆弱性をつかれてシステムに侵入でもさてしまうと、全ての情報を盗まれますし、間違った情報で更新されてしまう可能性もあります。そんな事になれば、原因を根本的に解決するまで、サービスを再開する事は出来なくなります。一大事どころではすみません。

でも、裏を返せば、そんな事は出来ませんという絶対の自信があるという事でもありますよね。